鑑賞の記録と相互作用の循環
《めぐる種 / Circulating Seeds》

作品コンセプト
《めぐる種》は、鑑賞者の接近、滞在、声、影、動きといった一時的なふるまいを、個人を特定しない匿名の「種」として記録し、3Dの種曼荼羅、台帳、QRコード付きの種カードへと変換するインタラクティブ・インスタレーションである。
鑑賞者がセンサーの前に立ち、動いたり、声を出したり、影を作ったりすると、その場の変化がSeedとして生成される。Seedは曼荼羅上で光り、台帳に記録され、退席時にはサーマルプリンタから「種カード」として発行される。カードのQRコードからは、自分の行動から生まれた種の記録にアクセスでき、再来訪時にはその種を作品へ戻すこともできる。
本作は、通常は記録されずに消えてしまう小さな関与や偶然の重なりを、評価やランキングではなく、未来に意味を持つかもしれない「種」として残す試みである。
技術構成
ディスプレイ ×2、卓上装置
- Web アプリケーション
- mini PC
- Raspberry Pi
- 距離センサ
- マイク内蔵カメラ
- サーマルプリンタ
- スタックチャン